海猫

作詞・作曲 古谷祥多

編曲 Midterm Fiction

 

取り繕った御玉杓子乗せて

五線譜は流れてゆく

190のBPMのメロディは

空を駆ける鳥によく似ていた

 

ねえ、ロッドユール

君が珈琲缶の中で目を閉じ見る夢が

どうか安らかであればいい

 

あの日、君が口ずさんだ歌が

僕の心掴んで揺さぶるんだ

空がまだ薄暗いから

物語を今も見続けている

 

「あの星々の光は千年前からの贈り物なんだって」

誰かが口ずさんだ言葉が

不意に僕の口から零れ落ちた

 

あの日君が口ずさんだ歌が

僕の心掴んで揺さぶるんだ

空はもう白けてしまい

さあ始めようと僕を急かす

 

何一つ僕には要らないけど

君の歌だけは携えていくよ

そして

新しい一日だ

夢の物語はもう終わった